「…なんっで、あんな冷酷男がモテるのか全然分からん!!」

「……今日も荒れてるわね」


次の日の昼休み。

友達の麻美とお弁当を食べながら市橋の愚痴を吐き出すと

麻美は呆れぎみに笑いながらそう言って、パックジュースのストローをくわえた。


そりゃ荒れもしますよ!!

下僕だよ!?下僕っ!


…あいつめ…人の事を一体なんだと思ってんだ…。