空太はお兄ちゃん。
星菜は妹。

お母さんからそう冷かされて育てられた。

恋愛対象で見ているのは私だけ…。

だから気持ちを伝えられずにいる。

告ってしまったら、この関係が壊れてしまうから。

怖かった。

君が恋人じゃなくても、近くにいるだけで幸せだった。

「幼馴染」という少し皆より親しい距離が妙味心地良かった。

中には、空太を好きな女子が「幼馴染なんか恋愛対象外でしょ!」と、わざとらしく私に言ったこともあった。

それだけ、空太は好意を持たれているのは承知の上。

でも、誰よりも空太が好きだと思うし、誰よりも知っている。

誰になんと言われようと、この想いは変わらない。