私と空太はみんなが見る中、仲良く学校をあとにした。


夕日に染まる帰り道。
隣りには…背の大きな君。

速くなる鼓動。

聞こえてないよね?

「もう9月だね」

空太がふいに口を開いた。

「そうだね…。もう9月」

まだ9月なのか、もう9月なのか、難しいところ。

空太からすると、「もう9月」なんだよね。

私は下を向いた。


「星菜は…進路考えてる?」
「え…」
「文化祭も終わればもう冬じゃん?」
「早いね。なんか悲しい」
「俺も」

空太…。
悲しいの?
その悲しさは、私と居れなくなるからですか?

それとも、他の理由があるからですか?

「空太。聞いて」
「何?」
「私ね……空太と同じ学校に行きたいの」