ましてや、空太と同じ学校に通いたいからです。

とも言えないしなー…。

万が一、和泉に受かってもそれから勉強についていけるかも心配。

「…まだ決めてません」

担任にはこの話は流しておいた。

絶対「無理」の一言が返ってくるだろうから。

それでも、諦めず夏休みは空太の力も借りながら勉強し、終わった。

「あー…私の夏休みはなんだったんだろ…」

登校中、空太と肩を並べて歩いてる。

無意識に出た声に空太は

「でも、頑張ってたじゃん?このままいけば受かるよ」
「うん」

素直に喜べなかった。
本当は、空太と同じ学校に行きたいからだよ?

なにも知らない空太の横顔を切ない気持ちで見つめた。

「二学期は楽しい事いっぱいあんじゃん?」

話題を変える空太。

確かに二学期は楽しい行事がある。
メインは、文化祭だ。

クラスごとに出し物をする。