そう思い、死のうとした瞬間。


プルルルルルルル……………

「…はい、桧垣です」
「あ、第1病院の者ですが。
 桧垣 月菜様の旦那様ですね?」

月菜?

月菜がどうかしたのか?

気を落ち着け、ゆっくり聞く。

「そうですが。月菜に、何か……?」
「左胸の心臓付近を銃で撃たれて…
 至急病院へお越しください」