スキだよ、ずっと。

「わぁっ!見てみてっ要~!」


「....離せよ...ッ」



なんでだよ...?



気がつけば、俺の腕には桂木がしがみついていた。




しかも、紗和の目の前で大胆に抱きついてきやがった。




そのうえさ...

いつから『要』って呼び捨て?



俺を呼び捨てしていいのは、俺が心許した奴だけなんだけど。



俺は苛々しながら、その腕を解こうとした。



すると...



「解いたら...紗和ちゃんがどうなるか...わかる?」


「...は?お前...」


桂木は俺の耳元でそう囁いて


フッと笑った。



「紗和になんかしたら許さねぇ」


俺はそういい、桂木をにらんだ。



「そう?じゃあ...解いたりしないよね?あたし、要が好きなの」


...まじで、ムカつく。



俺はグッと唇をかみ締め


ふと紗和を見た。


すると..


オイオイ...んなにしてんだよ!


達也が俯く紗和に笑いながらティッシュを差し出していた。


...泣いてんのか?紗和。



いくら達也でも、紗和を泣かせたなら許さねぇし..


今すぐ紗和を抱きしめたい。



けど...掴まれた腕を解けない俺って...


彼氏失格だよな、ごめん。




「...意外とお似合いねっあの2人!...なんなら別れて、あたしと付き合わない?」


桂木はそんな俺を見ていたか、腕を解き2人を指差した。



「...ふざけんな」


俺はそう言い放ち、少し離れた席に腰掛けた。



....今は、紗和に話しかけないほうがいい。