....なんで??
あたしの目の前には...
要に腕を絡ませる...マリアちゃん。
なんでこんなことになっちゃったの?
あたしは
「はぁ...」
とため息をついた。
そもそも昨日
マリアちゃんが
「明日から夏休みでしょ?だからあたしの海の近くにある別荘に4人で行こうよ!」
...という、衝撃的な一言が始まり。
4人っていうのは...
あたしとマリアちゃんと要と達也君...っていう
ある意味、異色のメンバー。
マリアちゃんの別荘まではJR片道2時間。
あたしたち4人は、ほぼ貸切の車両に
大荷物と一緒に乗っている。
...始めは、あたしとマリアちゃん。
要と達也君の2対2で向かい合わせで座っていたんだけど...
気がつけばマリアちゃんは窓の外を眺める要の腕に
がっちりしがみつき、密着していた。
...なんで要も...離さないの?
あたしはそんな要にも少し苛々していた。
すると...
「...紗和ちゃん、大丈夫...じゃないよね?」
「...達也君」
達也君が冷たいジュースを2つ持ってきて
あたしの向かいのイスに座ると
1つをあたしにくれた。
「...要も要だよな」
「...えっ?」
「...紗和ちゃんの目の前で、女といちゃつくとか彼氏失格だろ」
「...。」
「実はさ...」
「んっ?」
達也君は急に真剣になった。
「言わないほうが...いいのかわかんないけど...紗和ちゃんには教えるよ。...マリアちゃん、要が好きらしい」
「えっ」
...嘘でしょ。
けどあたしはそこまで驚きはしなかった。
...鈍感なあたしでも、薄々気がついていたし。
けどそれを人から聞くと...
改めてあたしの心にズシッと重りが乗った気がした。
「けど、俺は紗和ちゃんと要の関係を邪魔する奴、許さねぇから」
「...達也君」
「それがたとえ...女でも。だから、心配しないで?今回の泊まりも、2人で楽しみなよ?俺がなんとか相手するからさ!」
「...ありがとう」
「っ泣くなよ!ほら...」
あたしは気がつけば泣いていた。
達也君はあたしにティッシュを慌てて渡してくれたから
あたしはなんだかおかしくて
笑った。
これを要に見られてたなんて知らずに。
あたしの目の前には...
要に腕を絡ませる...マリアちゃん。
なんでこんなことになっちゃったの?
あたしは
「はぁ...」
とため息をついた。
そもそも昨日
マリアちゃんが
「明日から夏休みでしょ?だからあたしの海の近くにある別荘に4人で行こうよ!」
...という、衝撃的な一言が始まり。
4人っていうのは...
あたしとマリアちゃんと要と達也君...っていう
ある意味、異色のメンバー。
マリアちゃんの別荘まではJR片道2時間。
あたしたち4人は、ほぼ貸切の車両に
大荷物と一緒に乗っている。
...始めは、あたしとマリアちゃん。
要と達也君の2対2で向かい合わせで座っていたんだけど...
気がつけばマリアちゃんは窓の外を眺める要の腕に
がっちりしがみつき、密着していた。
...なんで要も...離さないの?
あたしはそんな要にも少し苛々していた。
すると...
「...紗和ちゃん、大丈夫...じゃないよね?」
「...達也君」
達也君が冷たいジュースを2つ持ってきて
あたしの向かいのイスに座ると
1つをあたしにくれた。
「...要も要だよな」
「...えっ?」
「...紗和ちゃんの目の前で、女といちゃつくとか彼氏失格だろ」
「...。」
「実はさ...」
「んっ?」
達也君は急に真剣になった。
「言わないほうが...いいのかわかんないけど...紗和ちゃんには教えるよ。...マリアちゃん、要が好きらしい」
「えっ」
...嘘でしょ。
けどあたしはそこまで驚きはしなかった。
...鈍感なあたしでも、薄々気がついていたし。
けどそれを人から聞くと...
改めてあたしの心にズシッと重りが乗った気がした。
「けど、俺は紗和ちゃんと要の関係を邪魔する奴、許さねぇから」
「...達也君」
「それがたとえ...女でも。だから、心配しないで?今回の泊まりも、2人で楽しみなよ?俺がなんとか相手するからさ!」
「...ありがとう」
「っ泣くなよ!ほら...」
あたしは気がつけば泣いていた。
達也君はあたしにティッシュを慌てて渡してくれたから
あたしはなんだかおかしくて
笑った。
これを要に見られてたなんて知らずに。

