「あたしとマリアちゃんだけじゃ...やっぱ寂しいし!!要と達也君...行こうよ」



俺は紗和の目を見つめた。



コイツ、嘘ついたりしたら



すぐ目そらすからな。





けど...そらさなかった。





紗和...正気か?




...あぁ、もう面倒。



ばっと行って、ばっと帰ればいい。



紗和とずっといればいい話だ。



「...わかったよ」



俺はしぶしぶそう答えた。


達也も話しをあわせてくれて


「なら...4人でいこう!!!」


そういった。



すると...


「やったぁ~!!!よかったね、紗和ちゃん」


桂木は飛び跳ねて喜んだ後


紗和にそういった。



「あっ...だね!...うんったのしみ」


...ほらな?


自分が1番嬉しいくせに


人のせいにすんなよ、俺まじで嫌い。








このときはまだ



4人で1泊2日の泊りが...


どうなるかなんて予測していなかった。