スキだよ、ずっと。

「おっす!!要ぇ~」

「あっ紗和ちゃーん!!」



2人のところへ行くと


まず桂木が一目散に来て


紗和に抱きついた。




....ありえねぇー。


どうせ紗和のことなんか


なんも思ってねぇくせに



よく友達面できるよな。





「要ってば今日もラブラブですね~」

気がつけば、隣に達也がいた。


「別に...てか、お前なんで桂木と?」

すると達也は一瞬顔をしかめて


2人から少し離れた場所にいった。


「...マリアちゃんさ...お前のこと好きらしんだよね」


「は?」


...嘘だろ?


「まぁ事の始まりは、マリアちゃん見つけて可愛いな~って話しかけた俺なんだけどさ」


「...やっぱりな」

「まぁ...な!なのにさ口から出た第一声が「依田要くん知ってますか?」っていうね。」

「...あぁ」


「それでまぁ一応俺のダチって言って~色々話してたら好きってことが発覚したの」



「けどアイツ、紗和が俺と付き合っていること知ってるぜ?」


すると達也は気まずい顔で俺を見た。


「...それがさ、”実際紗和ちゃんより、自分のほうが要とお似合い”とか言い出して。紗和ちゃんからお前を奪う気でいるの」


「...はぁ?」


...まじ最低な奴。


ありえねぇし。


「まっそれを知ったところで要は”完全無視”だろうけどさ。一応...そゆこと!」


達也はそういって笑った。


「...まぁ、さんきゅ」

「おぉ」


そして俺らが2人の下へ戻ると

2人が近寄ってきた。