スキだよ、ずっと。

「どうしたの?」



「紗和、依田のところいきなよっ!」


友里はそういうとウィンクして、あたしの背中を押した。



....けど、これから後片付けがあるから


抜けられるわけない。



「でも...」


「大丈夫!あたしがなんとかするからっ★」


「友里...」



友里は真剣にあたしを見つめた。


これは...行ったほうがいいよね。


「友里、ありがと」


あたしはそういって友里に抱きつき


そのままの格好で要のホストクラブに向かった。




するとそのとき-


『ドンッ!』

「きゃあっ!!」


何かに大きくぶつかったあたしはしりもちをついた。


「いたたた...」


けどあたしの目の前にも、同じくしりもちをつき


腰を擦っている女の子がいた。


「だっ大丈夫!?ごめんね!!」


あたしは急いで立ち上がり、女の子にそういった。



すると


「大丈夫です!あたしの不注意、ホントごめんね?」


女の子はそういって立ち上がった。


...それにしても


信じられない美少女!!!!


さらっさらのロングヘアーに


大きくくりくりした可愛い瞳。


長いまつげにほんのりピンクの頬。


唇なんかツヤっツヤのぷるぷるで...

なんだかとても、色っぽい。



そんな彼女は、ここらでは有名な


制服が可愛くて頭の超いい学校の制服を着ていた。