スキだよ、ずっと。

「「きゃあ~!!!」」


野外ステージに大音量の洋楽の音楽が流れ出し


次々とランウェイを歩いてく。



「次っ紗和ちゃんね!...3、2、1...どうぞっ!」



あたしはステージを歩き出した。



「「きゃああ~!!」


「紗和ちゃん可愛い~!」
「こっち見て~!」
「手振って~!!きゃああ~」


先輩も友達も後輩の子もみんな


そういってくれた♪


あたしは最後まで笑顔を振りまき



ようやく終えた。



「紗和ちゃんめちゃよかったよ!!」



ステージ袖でクラスのみんなが


そういってくれて、あたしはさらにご機嫌★


「ありがと~!」



するとそのとき--


「紗和っ!」



着替えに行こうとしたあたしを呼び止めたのは



友里だった。



友里も同じくモデルで、ブラックであたしとは正反対に



クール系のドレスにカッコイイメイクで身を包んでいた。




...やばい!綺麗~!!!!


「友里めちゃ綺麗!!」


すると友里は「そんなことはいいからっ!」


とあたしの手を引き、人目のつかないところへ連れて行った。