…こうして見ると、成太は楽しそうにサッカーをしてる。
人一倍うまいし、人一倍楽しんでる。
試合が終わった瞬間、みんなが成太の元に駆け寄った。
質問攻めを受けてるみたい。
地元じゃ成太は有名人になったもんね。
「成太、お疲れ」
私は成太より先に帰って、成太の家で待ってた。
「おう。 悪いな、いなかってよ」
成太は扇風機の前で暑さを凌ぎ始める。
「成太って、楽しそうにサッカーするね」
私は机に肘をつけて成太に話しかける。
すると、成太は驚いた目で私を見た。
「なっ! お前見にきてたのかよ!?」
私が頷くと成太は、ため息をついた。
「最悪だ」とか「どうしよう」とか…なにやら1人で、ぶつぶつ言っている。

