「そうだよ。アキも来る?」
「何言ってんの」
いつまでも、こんな風に話していたい。
成太と笑い合っていたい。
「じゃあね、また明日」
成太との「また明日」なんて会話、いつぶりだろう。
こんな言葉をかけられるなんて、不思議。
「………夕方」
成太は私に背を向ける。
うまく言葉が聞き取れなかった私は、成太に聞き返した。
「明日の夕方に帰るから」
そう言って、成太は家の中に入っていった。
…成太が、明日にはイギリスに帰っちゃう。
そしたら、またしばらく会えない。
「…やめよう」
こういう風に考えるからだめなんだよね。
それよりも、今は一緒にいられるんだから。
「成太くん、帰ってきてるのよね?」
家に入るとお母さんが声をかけてきた。
「さっきまで一緒にいたよ」
私は頷いてソファに腰かけた。

