「どこに行くの?」と聞いてもショウタくんは答えてくれなくて。 私はしぶしぶついて行った。 「何したい!?」 ガヤガヤとした空間。 爆音が響いてるここは…ゲームセンター。 「なんでここ?」 ショウタくんにそう言い返した。 でも、私の声など全く耳に入ってない様子。 嬉しそうにはしゃぎだしたんだ。 「あれやろうぜ!」 ショウタくんは車を運転するゲームを指差すと、先々と向かっていく。 私もそのあとに続いた。