「へぇ。そうなんだ」 私は軽いノリで返事をする。 だって、イギリスだよ? 成太が行くわけない。 第一、私と同じレベルなのに頑張れるわけない。 「3年は向こうにいるつもり」 「そう。頑張ってね」 私は軽く流して、成太からマンガを取りあげた。 えーっと…どこまで読んだっけ? 「アキ、真面目に聞けよ」 成太は再び私からマンガを取りあげる。