翌日、私のクラスに転校生がやってきた。 しかもそれは…。 「あっ、昨日の!!」 公園で会った男の子だった。 男の子は、自己紹介を始める。 そして、私の後ろの席に座った。 「ショウタ。よろしく」 ショウタくんは、私の背中をシャーペンでつついた。 「あっ、うん。よろしくね」 私は笑顔で振り返ると、また前を向く。 …こんな偶然ってあるんだ。 そういえば、どうして名前を知ってるのか聞こう。 このままじゃ変な気分しかしないから。