手紙を出し終えたあと、私は公園に向かった。 誰もいない静かな公園で、私は1人ブランコに腰かける。 …そのとき、1人の男の子が私をじっと見つめていた。 同じ年くらいの男の子。 色白の肌で、とてもきれいな青い瞳をしてる。 「えっと……」 日本語しか話せない私。 瞳を見るからに、外国から来たに違いない。 「日本語、話せますか?」 だが、男の子は何も答えない。 きっと話せないんだ。