もう、前に進みたくない。
目の前の世界を見たくないんだ。
一歩踏みだせば、私は現実を受け入れてしまう。
すべての゛今゛を認めたくないんだ。
…それでも、時間は流れてる。
私がどんなに立ち止まっても、時間は待ってくれない。
時間には逆らえない。
「それなら…私が進むしかないんだね」
認めたくない現実があるのは、私だけじゃない。
これからもずっと…。
だから大丈夫だよね、シンジ。
私は1人じゃないよね?
だから、こわがることはないよね?
…ちょっとずつ、前に進まなきゃ。
私が向き合わなければ、まわりにも余計に向き合えなくなるのだから。

