「おはよう」
家を出た瞬間、凛がいた。
私が驚いていると凛は「行こう」と言って歩きだした。
「急に、どうしたの?」
「うん、なんとなくね。
ていうか明日からは毎朝行くから」
…凛は優しい。
こうして、私を迎えにきてくれた。
シンジのことがあったからだよね、きっと。
こうやって、私はまわりに迷惑をかけてるんだ。
成太にだって、凛にだって。
だから私は………。
「凛。…私、今日はやっぱり行かないや」
「えっ、ちょっと!?」
…向き合わなければならない。
学校の前で私は凛に手を振ると、走って家の方向に戻った。

