家に入ってすぐ、かばんを放り投げると私は成太の家に行った。 「成太、マンガ読ませてっ」 部屋に入るなり、マンガがずっしり並んである棚に手を伸ばす。 「お前なぁ…」 成太の声を無視して、私はマンガを手に取った。 背の低いソファーに腰かけ、マンガを読み始める。 「っなぁ、聞いてる?」 「あーもう、ちょっと!」 マンガを取りあげられ、私は不機嫌になる。 せっかくいいとこだったのに。