「頑張るよ、俺。だから泣くなよな」
そう言って、成太は私の耳元で最後にこう言ったんだ。
「離れてても、3人は永遠だろ?」
…成太が、搭乗口に入っていく。
私はその背中を黙って見つめる。
成太、頑張れ。
頑張れ、頑張れ。
私はいつも、どこからでも、成太を応援してるから…。
「…っ、な……っなる…」
成太の姿が見えなくなったとき、私はさっき以上に涙を流したんだ。
これでもかってくらい、涙は止まらなくて。
崩れ落ちた私の背中を、シンジは撫でてくれてた。
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