その日から、俺は自分の気持ちを
確かめるべく仲良くなりたいと思い始めた。


その思いが通じたのか、
遠足やいろいろな行事で同じ班になったり、
席替えでいつも隣や近くになった。



そして運動会の日、
俺とその幼馴染に少し進展があった。
運動会が終わり
2人で校舎の影に座り話していた。


俺『おつかれ~、渡瀬~(^^;;』

唯『そっちもおつかれ~、楽しかったね~』

俺『そーだな、あっ俺の50m走みてた!?俺1位だった!』

唯『あー、見てた見てた、あんだけドヤ顔でこっち見てたら見たくなくてもみちゃうよぉ』

俺『ドヤ顔なんてしてねーし、うるせーよ(笑)ま、なんかご褒美ちょーだい!!』

唯『んでそーなんのよ、そんな約束してないでしょΣ(・□・;)』

俺『まぁいーのいーの、なんかない!?』

唯『はいはい、帰りジュースおごればいい?』

俺『うんうんっ、ありがと!!!』

唯『ま、拓哉もいつか買ってね~』


…あれ?いま拓哉ってゆった!?
確か昨日まで渡辺とかだったのに!?

俺『ちょっ、いま拓哉っていった???』

唯『なによ、嫌?嫌なら渡辺って呼ぶわよ!!』

俺『いやいやいやいや、、ぜんっぜんいい!!♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
俺も唯ってよんでいい??』

唯『嫌だよ(笑)』

俺 『Σ(・□・;)』

唯『うそうそ、勝手にしたら?(笑)んじゃ着替えてくるね。』


とても小さな事。名前で呼び合うようになった。それだけなのに嬉しかった。