その時だ。

俺はハッと我に返った。

昨日の闇が嘘のように、
心地よい木漏れ日が差し込んでいる。

ミ「なんだったんだ…。」

出発しようと荷物をまとめた時、
ふいに 少女が壁の隅を指差したことを思い出した。

しかし、その少女はもういなかった。