ミ「誰なの?」

それから姉は、何度も
「本当に?」「いいの?」
を連発した。

20回くらい問い詰めて、
姉はやっと話し出した。

ア「じゃあ、言うからもっと近くに来て。」

俺はどんな小さな音も聞き逃さないよう、近くに寄った。

ア「後悔しても遅いからね…。犯人の名前は……」