目的の場所は、意外とすぐ見つかった。 書き留めに従って適当に歩いて行くと、 古びた不気味な洋館が建っていた。 ここに違いない。 少女は確信し、覚悟を決めた。 ショートヘアに付けた赤いリボンが静かに揺れた。