紅に染まる森


執「お嬢様?なぜこんな夜に?…そ、それより解毒剤をこちらへ!」

執事は、少女の持っている瓶に手を伸ばした。

しかし、その手はするりとかわされた。

執「お嬢様…?イタズラなどしている場合では…」

少女「悪いけど、執事さんにこれを渡す訳にはいかないの。」

少女は不気味にニヤリと笑った。

少女「執事さん、さよなら。」

食材庫の壁が
紅く染まった。