姉はとても驚いた様子でこちらを見た。

ミ「やっぱ、あそこは出るんだよ。幽霊が。」

ア「で、出るなんてもんじゃ無いよ。良く生きて帰って来たね。」

昔からあの屋敷には、
危険な幽霊がいると噂されているらしい。

ア「ただでさえ迷いの森なんだから、二度と近づいちゃいけないよ。」

姉は 俺にそう忠告して、
屋敷で昔あったことを話してくれた。