ミ「しまった…。完全に迷った…。」

上の姉にIDを渡しに行った俺、
藤崎ミナミ。

昔から 迷いの森 と言われるこの森で、
見事に道を見失った。

ミ「近道なんかするんじゃ無かった。」

本来なら赤く見えるはずの夕陽が、
うっそうとした木々で赤黒く見えた。