あっ…そうだっ!


「陸…」

私は、みんなに聞こえないように、こそこそと話した

「わかった☆」

陸は笑うと、静玖先輩の横にたって、銃を奪い取った


パァァンパァァン!!



さっきよりいい快音が響く


「すごぃ…」

陸は軽々と小さな熊のぬいぐるみを落とした


「すっげぇ陸!!」

泰輝は興奮していた


「陸!」

目で合図をすると、
陸はうなずいて


「はぃ…」

小さな声で、静玖先輩にぬいぐるみを渡した