夏のトワイライト



「楓祈、そんなの諦めろよ。東京に行ったって、あいつらがどこに居るか、わかんねぇだろ。」


泰祈は呆れた顔で寝転がる


「探せばいいよ。諦めないよ。」



「だから、諦めろって!!そんな無理な話あるかよ」

泰祈がキレて叫ぶ



「私は、諦めることを、諦めるよ。」

私は、笑顔で空を見詰めると、静玖先輩が立ち上がる