「憐。そこセリフが違うぞ。」

と低いトーンで日向先輩が注意する。

「あり?ホントだ~♪ ごめんごめん」

ちょっと冗談混じりに木梨先輩が謝る。

「じゃあこの場面から。」

と日向先輩が仕切る。


さっきから顧問である遥田先生が口を挟まない。

先生の方を見ると舞台の近くのイスに座り部員を見て笑っていた。

先生なのに指摘しないんだ。

「衆。そのセリフ、イントネーションが違うぞ。」

と日向先輩が言う

「そっか。わりぃ~」

と笹木先輩が謝る。


やっぱり日向先輩が全て仕切っているような


「よし。じゃあ一回通してみて。」

と先生が言ったら。

「先生♪俺やっぱ演技で泣けないや~」

と木梨先輩が言うと

「そっか~困ったな。泣くシーンがないとダメだかならな~。今更交代は出来ないし。」

と困ったような先生。


「うーん。どうするスか?」








「そうだ!色染に泣きかた教えてもらえ。」















は?