「目立つのは嫌いなので。」

「そんなこと言ったら舞台とか出たら目立つよ?」

私は馬鹿じゃない。

そのくらい知っている。

「舞台で目立つのは大好物です。でも学校で目立つのは大嫌いです。だから演劇部には入りません。」

冷静に説明した。

「なるほどね。こだわりがあるんだ。じゃあさ練習見に来るだけ見に来てよ。きっと気持ち変わると思うよ」

「すいません。午後からは練習しないと」

「あっ!演技のレッスン習ってるとか?そりゃそうだよね~演技上手いしね~」

はぁ~

説明がめんどくさい。

「レッスンなんて習ってません。そんなお金ないので」

そう言うと目をパチパチと大きく開いて驚いてた。

「てことは。独学?」

「はい。」

これでやっと納得しただろうか。

練習をしていてまだ弁当を一口も食べていない私は弁当を食べたかった。

「す、スゴッ!! 生まれつきの天才ってやつ?」

「天才なんかじゃありません努力です。」

「まぁいいや。じゃあ今日放課後体育館ね?」

「えっ?いや」

「じゃっ俺呼ばれてるから」

なんて自由な人。








行かないのも失礼だから行くか。