ミキは、この学校生活の最後の1年がとてもいい年になるかもとウキウキしだした。
(最後の1年は最高学年として、後輩の憧れの存在になりたい。そして一人の女性として素敵な恋をしたい。)
そんな風に思った。
時間はどんどん経ち、ナナコにも彼氏ができた。名前はツバサ。
ミキは、焦りを感じていた。
ナナコにも彼氏ができた。後いないのは自分だけだと。
そんなミキを見てナナコはツバサの友達を紹介しようと考えた。
『ナナコの連れで紹介できる女の子いない?俺の連れが紹介してほしいって言ってんだけど。』
ただ、ナナコは考えていた。ツバサは優しいし器がひろい。だけど、ツバサの友達は分からない。
ツバサは、いいやつだと言ってるけど、何とも言えない。かといってツバサを信じてない訳じゃないし、どうすればいいか分からなかった。
そんな時相沢先生に会った。ナナコは、同じ女性としてそして人生の先輩としての意見を聞きたいと思い打ち明けた。
『先生!!相談したいことがあるんだけど。』
『ん?何かあったの?』
『ミキに、彼の友達を紹介しようと思ってるんだけど、私自身相手の男の人がどんな人か分からなくて、ミキは私にとって親友だから、変なやつは紹介したくないと思ってて。』
『伊原さんは大丈夫だよ。仮に変な人を紹介してあなたたちの縁が切れる訳じゃないでしょ?いい人か悪い人かは、伊原さんが決める事よ。だから、彼を信じて紹介してあげたらどうかな?何かあればかならず相談するはずよ。』
ナナコは、相沢先生の話を聞いて紹介しようと決めた。
すぐに生徒会室に行き、ミキに話をするのだった。