まぁ、それは後々話すとして…


とにかく2人の兄のせいで
不良嫌いという悩み…


いや、兄達自体への悩みが絶えないのです。


まぁ、2人とも憎めないっていうか大好きなんだけどね…


友達とかに兄達についての悩みがあると言うと皆贅沢な悩みだって言うんです…



「やっぱおかしいのかなぁー…不良が苦手なんて…」



教室の席につきいつものように親友の真冬と話ながら私はいつもの口癖をつぶやく。



「でもダメなもんはダメなんだからしょうがないでしょう?

まぁ、贅沢っちゃあ贅沢だよなぁ。」



真冬は中1からの親友で


性格とかは男っぽいけど
運動神経も凄い良くてストレートの黒髪をいつもポニーテールにしている容姿端麗でカッコ良い自慢の親友です!



もちろんモテるのでコクられるけど、1度もOKした事が無いんです。



「やっぱりしょうがないよね…」


「そうそうッ!
いちいちくよくよしてたって変わんないんだしッ、蜜は蜜のまんまで良ーのっ」


そう言って、真冬は私のおでこを人差し指で『トンッ』と押した。


「うん、ありがとぉっ!
真冬大好き!」