こっちを向いた。
・・・は?
なんだよこの顔。
「どうしたんだよ?なぁ。その顔。」
「ｯｸ、ﾋｯｸ...」
ﾘｳが泣いてる?
「どうして殴られなきゃいけないの?ﾋﾞﾝﾀされなきゃいけないの?ねぇ。なんで?」
ｵﾚは思わず抱きしめた。
全部。ﾘｳの何もかもを包み込んであげたかった。
きっとｱｲﾂ等がやったんだ。
ﾘｳと仲良くしていたのもただ男子の目を向けて
『ｱﾀｼたちはこんな子とも遊んであげるくらい優しい』
そう見て欲しかったんだろう。
最悪だ...ｱｲﾂ等。
ﾏｼﾞきもいし。
ｵﾚのﾘｳに触れんな!
