「タクマに関係ない。もうアタシと関わらないで。」
スタスタと早足で歩いていくリウ。
もういい...
「リウっ!!!オレはお前が好きだ。大好きだ。付き合ってくれ。」
足を止めようともしないリウ。
遠ざかるリウ。
オレはあんな小さな背中を見ながら
引き止めることもできない。
大好きなのに...
オレの気持ちはどこへ?
好きって伝えて
何も返事が無いって
悲しくね?
学校行っても楽しくねぇじゃん。
リウと早く会いたくて戻ってきたのに
帰ってきてこれかよ。
ふざけんな。
なにもないって...嘘だろ。
お前の顔は辛いのを抑えていた。
絶対に。
リウ、あんなこと言ったことないもんな。
なんかあってる...
オレがいなかったたった一年間に。

