† side, 春樹



未来が倒れた

目の前には未来を刺したナイフを持った男



バキッ


その男と同時にナイフが地面に落ちた


駿がソイツを思いっきり殴った。



近所の人が通報してくれたのか

警察と救急が来て男は逮捕

未来は病院に運ばれた


手術中のかかれたランプが光ってる


俺のせいだ…

なんで気づかなかったんだよ…


「春樹、春樹のせいとちゃうで」

郁哉が俺の心を読み取ったかのようにそう言った


「未来は春樹を自ら庇ったんだから春樹のせいじゃねぇ。


未来の両親が刺された時は…

人混みの中、一瞬ナイフが見えたらしい。

その次の瞬間、両親が刺された。

未来、その後ずっと、私のせい、気づいてたのに助けられなかったって…」


「そん時言うたんや、
未来のせいやないて。

そやから、今回もおなじや」


「今は手術が成功する事だけ祈っとこうぜ?」


「…あぁ」