「大丈夫か?
もっとデカイ声で言ってもいーんだぞ?」


「うん…。
ありがと。助かった」


「別に。
気ぃつけろよ?」

私は頷いてまた仕事し始めた


その後はさっきの男の人みたいな人達は来なかった。



そして、一日が終わった



「神谷」


制服に着替えて教室に戻ると桜井君に声をかけられた


「今日、ありがと。
助かった…」


「いいって。
あの後は大丈夫だったか?」


「うん。
あの…、それで、何かお礼させてくれない…?」


いつも、桜井君には助けてもらってばかりだから


「んじゃ、ホテr「以外で」」

何か言ったら絶対そう言うよね…。

「んー、じゃ、春樹って呼べ」

なんでいきなり命令口調…?


「分かった」


「…今呼べ」


「はい?」


「呼べ」