昼休みが終わる直前、桜井君と黒沢君と高木君が教室に戻ってきた
桜井君が女の子の群れに囲まれながら私の隣の席に座った
うぅ…人混み生産機…なんで来るの…。
「ねぇねぇ！最近なんでシてくれないの!?」
それ朝も言ってなかった??
「マジで好きな奴出来たから。」
その一言で女の子が増えてくる
怖い…人混み…やだ………っ
「神谷?顔色悪いぞ？」
桜井君が私にそう言った
「保健室行ってくる…
先生に言っといて…」
「俺もついて行く」
桜井君についてこられたら人混みが出来るだけなんだけど…。
反抗する気にもなれないくらい、しんどい
私は教室を出た桜井君はついてきてる
案の定、人混みが出来はじめる
「お前等、近づいてくんな」
桜井君がドスの効いた声で言うと女の子達はすぐにどこかへ行った
私、いじめられるだろうなぁ～…
