神谷は大きな木の下に座る


その神谷に猫が群がり始める

って…あれ、小豆(アズキ)じゃん…。


三匹居る猫の一匹は母さんが溺愛してる猫だった。

でも母さんが溺愛してるだけで小豆はなついてねぇんだよなw

ってゆうかエサやってる俺にさえなつかねぇ





のに…なんで神谷の太股の上で寝てんだよ…。


超なついてんじゃん。





神谷の方から綺麗な歌声が聞こえてくる



その声を出してるのは紛れもなく神谷。





さっきの可愛い声じゃねぇ。

澄んだ、綺麗な声。


神谷の表情は柔らかくて、優しかった







今まで聞いたことのない綺麗な声と優しい表情に俺は胸の高鳴りを感じたんだ──…