「この問題はそこでウトウトしてる桜井な」


マジか…ダリィ…。


数学の先公に当てられて黒板を見る


……………分かんねぇ…。


っつーか、これ。大学入試レベルの問題じゃねぇか…。


「分かりません」


「じゃあウトウトするな。

じゃあ…神谷、隣だし助けてやれ♪」


こんなの分かったら相当の進学校いけるぞ…?


「5√π」


「せ…いかい……」


マジか…。

つーか、声、可愛かった……。

いや、声フェチって訳じゃねぇけど。


きーんこーんかーんこーん。


チャイムが鳴って休み時間になる


終業の挨拶をして、教室を出ていく神谷を追いかける。



神谷を追いかけて着いたのは、裏庭。


そーいや、裏庭って来たの初めてだな…。