旧校舎の図書室の扉に手をかける


「開かねぇじゃん!」

…秋夜が。


「あぁ、これな。」

そう言って駿が


バキッ


扉を蹴った

そして扉を引っ張ると扉が開いた


「ここ立て付け悪いからさ。
開かねぇ扉とかは蹴ったら開く」


「へー…って、神谷??」


図書室に入ると何十冊もの本を机に重ねている神谷とのが居た


「………」

神谷の瞳に俺達3人の姿が映る


「なにしてんの?」


「本読んでる」


「なんで旧校舎で?」


「新しい方の図書室の本、全部読んだから」


はぁぁぁああ!?

あの図書室1500冊あんだぞ!?


その後、本を黙々と読む神谷を放置して適当に掃除をした


たまに、神谷を横目でチラッと見る

夕日に照らされた姿は絵画のように綺麗で見る度に心臓が暴れた