「神谷、体調どーだ?」


「もう大丈夫。
ありがと。」


「別に。
授業、戻れそうか??」


「うん。大丈夫」


俺と神谷は保健室を出て教室へ向かった



ガラッ


神谷が何の躊躇もなく教室のドアを開ける

普通の女子だったら『春樹が開けてよ』って言ってくるのに…。


「神谷…と、桜井か…。

まさか神谷にまで手ぇ出したのか?」

教科の先公が教師らしからぬ言葉を発する

このくそハゲ…。
目立った奴が嫌いだからってウゼェんだよ


「んな訳ねーだろ。うすらハゲ。
未来が倒れたから桜井が見てただけだっての。

イー加減、目立った奴が嫌いだからって悪いとこ探しヤメロよ。
余計にハゲんぞ。」


と言ったのは黒沢。


教室中が笑いで溢れる


「なッ…!お前教師をバカにしおって…ッ!」


「はぁ?生徒の悪いとこばっか見てるハゲに言われたくねーんだよ」


「大体なんだ!その髪は!
チャラチャラしおって!」


「は?これ地毛だし。
馬鹿じゃねーの?
お前の目、節穴??www」