養護教諭が居ないため勝手にベッドを借りる事にした


「なぁ…」


「ん?」

黒沢がソファに座って言う

集会サボる気満々だな…。


「さっき、神谷の事、未来って呼んでたけど…」


「幼馴染み、だよ。」

黒沢が遠い目で神谷を見つめる


「でも、さっき神谷の事見てたら睨まれてたじゃん」


「…まぁ、な……」


「まぁ、俺も人の事言えねぇけど。
神谷に嫌われてるし」


「当たり前だ。無理矢理キスしようとしたらな。」


「見てたのかよ」


「んで、猫に噛まれてた」


「あれ、俺ん家の猫。
飼い主噛むってマジでどーゆー事だよ…」


「未来、動物好きで、何故か動物も未来になつくんだよ。」


「そーなのか??」


「あぁ、なんか動物惹き付けるセンサーでもついてんじゃね?」


「かもなw」


黒沢って意外と話しやすいんだな…