「付き合った時点で、お前は俺のものになるのは決まってることだしな」
「えっ!? なんで勝手に決められてるの!?」
「当たり前だろ? 付き合うって、そういうことだろ? キスから始まり、それから深いスキンシップに…」
「だあああああ!! もう、いいです! 口に出して説明してもらわなくても大丈夫だから! ちゃんと、わかってるから!」
「そうかな~? 茅乃、あまりわかってなさそうな気が俺はするんだよな~…」
俺はにやりと意味深な笑みを茅乃に向けてから、茅乃から雑誌の入った袋を取り上げる。
「だから、これで一から一緒に勉強しようぜ」
「・・・・・・」
口を開け、ぽかんとした状態でフリーズしていた茅乃だったが、ハッと覚醒すると慌てて俺から雑誌を奪い返そうとしてくる。
だけど、俺は茅乃の手が袋に届く前に上へと持ち上げる。
「ず、ずるいっ! 圭くんが上にあげちゃったら、あたしに勝ち目なんてないじゃない!」
「ああ、そうだな」
口を尖らせて俺を睨み付けてくる茅乃。
こいつのこの顔も結構可愛いんだよな。
いつまでも、茅乃のことをからかっておきたいが、さすがにそろそろ茅乃の怒りもピークに達するかもしれない。
そうなると、機嫌を取りなおすのは面倒だからな。
俺は、上に上げていた雑誌を持つ手を下すと、軽く茅乃の頭に雑誌が入った袋を乗せた。


