子供+大人=恋?の方程式(応用編)







     *











「あら、圭史くん―――…。

もう、帰ってきたの?」


「はい…。

法事が早く終わったので」





 実際は、俺があゆのことを振ったことで雰囲気が悪くなり、お昼を食べると早々に帰宅の途に着いたからだけど―――…


「ところで、茅乃は…?」





 にこにこと話す茅乃のおばさんに、俺は二階を窺いながら聞く。


 俺の声を聞いたところで、絶対に飛び出してくることなんてないと思うけど―――…。


 それどころか―――…





 そう思った矢先、茅乃の部屋からドタバタと慌ただしい音が聞こえてきた。





 あいつ――…。


「茅乃なら、自分の部屋にいると思うけど―――…」


「すみません…。

上がらせてもらってもいいですか? 

昨日、少し喧嘩しちゃって…」


「あら、そうなの? 

それなら、早く仲直りしないといけないものね。

どうぞ、上がって」


「おじゃまします」





 見知った初瀬家。


 俺は迷うこともなく、茅乃の部屋へと一直線に突き進む。


 そして―――…