さすがに、このあゆの態度―――…。
俺はあゆの気持ちに気づいてしまった。
だからといって、どうしてやることもできない。
俺は茅乃のことが好きだし、あゆのことはただの従兄妹としか思えない。
落ち込むあゆを伯母さんがそっと優しく肩を抱いた。
ふと顔を上げれば、親戚連中の冷たい視線。
な、なんだよ。
俺にどうしろって言うんだよ!
ここまで来て、俺はもしかしたらという疑問を抱く。
母さんもどうやら、騙された感じのようだし、もしかしたら、法事とかいうのは名目で元々の予定は、俺とあゆを会わせるためだったとか?
贔屓目とかではなく、あゆは目が大きくて色白で、髪も軽くくせ毛が入ったふんわりとした可愛い女の子。
おそらく、学校ではモテているだろう。
性格も三年前のままだと、明るくて、誰からも好かれるような雰囲気を持っている子だった。
その愛嬌の良さから、親戚連中からは猫可愛がりされてたしな。
俺も、もちろんあゆは可愛いと思う。
だけどそれは、従兄妹として。
それ以上でもそれ以下でもない。
目の前で落ち込むあゆ。
そして、冷たい親戚連中の視線。
あ~~~!!!最悪だ!
こんなことなら、来るんじゃなかった。


