「結構、きつくつけたから、今度のカテキョの日まで残ってると思うぜ」





 後ろから抱きつきながら、圭くんは満足そうにそう呟く。





 カテキョの日までって―――…



「馬鹿っ! 

それじゃ、学校行く日まで付いてるじゃん!」





 家にいる時なら、服でなんとかごまかせるかもしれない。


 だけど、制服だとこんなの見えちゃうじゃん。


「バカバカバカ、馬鹿~っ!!!」











 その後、怒りのあまり、あたしは帰りの車の中、一言も圭くんと口を利かなかった。