「マ、マジで…?」
項垂れていたところで、なぜか驚いた顔であたしたちのことを見てくる三人。
その三人の反応に、疑問に思っていたあたし。
だけど、圭くんは三人に顔を向けることもせずに、机の上にある資料に目を通しながら、「ああ…」と素っ気なく返事をする。
こ、こらっ!
もっと、ちゃんと応対しなさいよ!!
「本当に本当!? 君、本当に水無月と付き合ってんの!?」
ほら~…。
圭くんがちゃんと応対しないから、あたしに来たじゃないか~~~!!!
「ま、まあ、一応…?」
「おい。その『一応』とはなんだよ、『一応』とは」
ぇえ~~!?
どうして、あたしの言葉にはそう反応するわけ?
さっきまで資料に目を向けていたくせに、資料から目を離し、顔をあたしに向けると鋭い目で睨んでくる圭くん。
そんなの言葉のあやじゃない。
そもそも、あたしの言うことが気に食わないなら、自分がきちんと説明してよね!
「………なんか、理不尽…」
「なんか言ったか?」
ボソッと漏らした一言。
それはとても小さい声だったというのに、それに気づく圭くん。
あたしは慌てて、「何も言ってないよ」と否定する。
そんなあたしに「ふ~ん」と一見納得した様子の圭くん。
だけど、わかる。
その目は全然納得なんてしてないって。
「ほら、これ」
突然渡された紙とシャーペン。
突然のことに、疑問に思うまでもなく受け取ってしまったあたし。
受け取ったものの、全く意味がわからないあたしは受け取った紙とシャーペンに目を向ける。
シャーペンのほうは居たって普通のもの。
だけど、紙はルーズリーフだったらしく、そこには手書きの線で簡単な表のようなものが書かれていた。


