子供+大人=恋?の方程式(応用編)







     *











「あ、あの~…、圭くん?」


「ぁあ? なんだよ」


「なんだよって、それを聞きたいのはこっちなんですけど……。ここって、あたしの記憶が正しければ、圭くんが通っている大学じゃなかった?」


「そうだけど? それがどうした?」





 ど、どうしたじゃない!!


「なんで、あたし、ここに連れてこられてるの!? ご飯食べて、それで終わりとかじゃないの!?」


「はあ? んなわけねぇだろ。それに、俺、今、すっげぇ忙しいって言わなかったか?」





 ―――た、確かに、忙しいとは言っていた。


 言っていたよ?


 言ってたけど、それがどうしてあたしが大学に来るということになるわけ!?


 大体、部外者のあたしが大学に入ったりしていいわけ!?


「おいっ! つまんねぇことごちゃごちゃ言ってないで、さっさと来い」





 腕を振り、『こっちへ来い』とばかりの意思表示をしてくる圭くん。


 仕方なく、圭くんの後を追いかけるけど、あたしには未だに何が何だかさっぱり。


 どうして、あたしは大学に連れてこられたわけ?





 頭の中には?マークが飛び交っているものの、前を歩く圭くんからは、忙しさのせいなのか、ピリピリしたオーラが出ていて、むやみには話しかけてくるなって感じ。


 だから、わからないままだったけど、あたしは圭くんの後を付いて行った。





 大体、ご飯をファミレスに食べに行った時も、圭くんはレポート用紙の束と分厚い本を前に、それを見てたり、時たま書いたりと、会話なんてものはほとんどなかった。